B00006I4GZ始まってしばらく見てたら、Beltorchicca で紹介されてた "80s Ending" を思い出した。
★80s Ending 80年代アメリカン青春映画のエンディングのパロディムービー。勝ち誇るナードたち!くやしがる体育会系!金髪のチアリーダーもナードにキャー!
「あれーこの映画は去年公開されたんじゃなかったか」と若干のタイムスリップ感を味わいながら、しばらく見ててもエイティーズ感がまったく薄れてこないので「最後までこの調子なのかなー、オチはやっぱりナード大喜び?」と思っていたら、最後ではしっかりダークヒーローっぷりを見せつけてくれたので「ああマーブルはこうじゃなければ、ダークヒーローはカッコイイなー」と思いつつラストシーンの星条旗を見て、「そういやツインタワーを登るシーンがあったんだけど 9.11 のおかげでカットされたし公開も遅れたんだよね」と思い出したところでふと気がついた。
強いアメリカのヒーロー像は、マーブルのダークヒーローなんだった。アメリカの物語はディズニーだけじゃなくて、暗い影を背負った超人的な力が綿々と語られてきたわけで。
"With great power comes great responsibility."
「大いなる力は 大いなる責任が伴う」
という、この映画の中で大きく扱われている台詞は 9.11 の後で付け足されたのかもしれないけど、こういう姿勢がカッコイイという価値そのものはずっと前からアメリカにあったものなんだ。愛するものを失い自分が醜い姿になっても正義のために戦い続ける自分の姿に泥酔するのが最高に気持ちいいんだ。
要するに、ブッシュはマーブル・ヒーローになりたがってて、腕から白い糸を出したり鋼鉄の爪を出したり目からビームを出したりしたいという願望の延長線上にイラクがあるんだろうな。
『ハルク』も見たくなってきた。キレるとムキムキになって大あばれ。