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2003-10-18

_ とりたててネタもないのに更新してよいものかどうかを考えた瞬間、自分がビジター数の増減に敏感になってることに気がついて、そんなことを気にできる身分なのかとツッコんだりする。

僕は常にパワフルにネタを探したり作ったりできるタイプではない。ネタもなく、探しに行く気力や時間も少ない状態のときは、書いても書かなくても読者が減ることに違いはない。だとすれば、それでも書いたほうがよいのかどうかという問題だけが残る。どっちでもよさそうではあるが、そこにある小さな違いが気になってしまう。

さて、ほぼカラ更新に近いことをしてしまうと、アンテナ登録してる人にとっては迷惑かもしれない。迷惑とまで思わせるほど大きなことではないとしても、読まないまますぐに他のページへ跳んでしまうだろう。一方、ブックマークに入っているとしたら、まったく更新がないよりも変化があるだけ少しはマシかもしれない。しかしこの場合でも、読んで大したことが書いてなければすぐに別のページに跳んでしまうだけだろう。だから結局のところ、閲覧者が読むに足りるかどうかを判断する最初の3秒間に耐えられないことになる。常にエサを置けば大丈夫らしいけど、ここでは文字の話をしてるわけだし。

しかし、早くも結論を先取りしてしまうけど、それほどビジター数を気にしないようにしようと思う。しばしば手前勝手な更新を繰り返すことでこのサイトは続いてきたわけだし、おかげでもうずいぶんな量のログがたまったりしてるわけだ。気にするおかげで更新が止まってしまうのは、何よりも僕の「健康」にとって良くない気がする。

テーマを絞らずにその時その場の思いつきをダラッと書くことがすでに生活の一部になっていて、やらないとなんとなく気持ち悪い。実は、このサイトのほとんどはそういう動機だけで作られていたはずで。惰性と見ればそう見えるし、依存と呼べばそう聞こえるけど、それはもう最初から惰性で依存だった、と思う。その依存から逃れるよりも、続けているほうがストレスも少ないような気がする。僕は、部外者の立場から、うまくいっている依存関係を引きはがせるほど強い倫理を持っているわけではない。それは最終的に当事者の問題だと思う。それをこの件にも適用し、当事者である僕は、この依存を「健康」と呼ぶことにする。

あー、ちょっとラクになった。

_ しかし改めて考えてみると、更新しづらくなってるのは、最近の生活の傾向が変化してるからだったりもする。このサイトでは採り上げるテーマをほとんど決めていないけど、書かないようにしてきたことはたくさんあって、最近の生活ではそのルールに抵触する部分の比重が時間的にも内容的にも大きくなっている。

ルールに抵触するおかげで書かれないものが、脳の隅っこに引っかかったままずんずん溜まって肥大してきて、書けるようなネタを探す気力その他の領域が奪われていって、どんどん悪循環に陥っていく。ルールを緩和するか、別の解消法を探すべきかってあたりで模索……してる間に、ルールの外にあるものからの圧迫が。困った。

_ ぜんぜん書いていいことの例

木曜日に買った本のリスト。

うーん、「短歌ヴァーサス」2号がなかったのが大きいかんじ。アマゾンでいいか。