3日から公開してたみたいです。単行本1冊280〜300円、有効期間は80日。池田理代子、折原みと、里中満智子、石ノ森章太郎、水島新司、さいとう・たかを、手塚治虫、水木しげる、高橋葉介、新田たつお、立原あゆみなど、シブめの作家が並ぶ。注目は神矢みのる『プラレス3四郎』ですが。
この価格で有効期間までついてたら、ちょっと買う気にはならないかも。ここでしか手に入らない本ばかりなら別だけど、まだ手に入るものが多いし。オンライン・コミックでは、講談社の e-manga もライブラリーは1話200円と高い気がするし……まだキラーコンテンツにはなりそうにない感じ。
※追記:提携先の 10DaysBook(イーブックイニシアティブジャパン)を見逃してました。ISP にミラーがあって、決済をまとめることもできます。こちらのラインナップはマンガ・総合図書ともに充実してました(東洋文庫も……)。
トップには「パソコンにダウンロードしてずーっと読めます」と書いてあって、他に有効期間についての記述もみつからなかったけど、ないんでしょうか? だったらヤフーのは何? 価格は同じらしいし。
青空文庫をひやかしていたら、トップページの「直面した課題について」というリンクに気がついた。青空文庫の運営についてはほとんど知らなかったけど、色々あるだろうとは思っていたのでクリック。さらに、夏目漱石を物色していたこともあって、言文一致体の形成に大きな影響を与えたという三遊亭圓朝に心惹かれてクリック。
大きな問題となったのは、底本の親本である『圓朝全集』の校訂・編纂を行った鈴木行三氏の役割をどのように評価すべきかというところ。彼に関する調査が困難を極める。他にも圓朝の死後、著作権を継承した人がいたのかどうかや、高座を記録した速記者の著作権など、様々な問題が絡み合う一件だった。そして最終的に『圓朝全集』を元にした電子文庫の作成に踏み出すことになるまでを記録した文章。
読み進めるうちに、頭の中では『地上の星』が流れはじめた……できる限り校訂者の役割を尊重しようとする姿勢も感動モノです。入力と校正だけじゃなくて、他にも色々と苦労があるんですね。青空文庫の有難味が増します。
が日記に上がっています。引用すると怖そうなのでしませんが、気に入った模様。沖縄のホテルのトイレで読んだそうです。
似ている名前についてはひと言も触れられていません。残念。