_ よしもとばななの日記をしばらく読んでるのだが、まさに「日記」そのもので、日常をさらけ出しているところがすごいなぁと思ってしまう。とりつくろうとか隠すとか、そういう作為がない。だからこそ、よくわからなかったり感情移入できない部分も出てくるのだが、ごちゃごちゃと考えながらよくわからない日記を書いている素人から見ると、まじめに普通に日記を書いているところがうらやましかったりもする。
町田康の日記は正岡子規『仰臥漫録』のような簡潔さで、またよい。俳句はないけど。ずっと読んでると、わからなかった用語の意味が少しずつわかってきておもしろい。