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2003-02-12

_アカルイミライ

歯医者で鶴見まで行ったので、ついでに川崎まで足を延ばして黒沢清監督『アカルイミライ』を観てきた。

劇場公開中なのであまりつっこんだ内容も書けないけど、黒沢清作品に必ず存在する「すごい人/モノ」は今回もしっかり登場していた。事前の読みとしては主人公のオダギリジョーがそうなのかなーと思っていたが、実は浅野忠信なのだった。で、そういう人に依存してしまったオダギリジョーはどうする? どうなる? というのが今回のテーマ。

見終わっての感想。通常は観客が共感するキャラではないはずの浅野忠信に、最も共感してしまった。と同時に、これから就職活動に向かおうというタイミングでこれを見ちゃったのはまずかったなぁと、少し後悔した。

チネチッタ川崎から移転して名前も変わったラ・チッタデッラは、すごく良かった。映画館の環境改善が進んでいるのは、経営側にはきびしいんだろうけど、消費者としてはとてもありがたい。

_ Feel H"

その後、ヨドバシカメラに行って携帯やPHSを物色。でもこのタイミングで携帯にシフトすると、諸手続および連絡が非常に面倒そうなので、とりあえず Feel H" はどうなのかと店員に聞いてみたところ、番号・メールアドレスなどの移行には問題なさそうだったので、時間もないことだし機種変更で済まそうかなーという気になった。話を聞いた人は端末についても詳しく、「京セ○の端末は漢字変換が……」「ですよねー」(前が俺)てあたりで共感できたりした。やはり店員はマニアックなくらいがよい。選択肢はただでさえ少ないので、あっさり Panasonic KX-HV210 に決定。

んで、30分ほどの手続き時間を適当につぶしたのち受け取りに行ったら、電話帳データを移動するために必要な暗証番号を教えてほしいといわれたが、さっぱり覚えていない。適当に入れてみるも、ことごとくアウト。結局、暗証番号を思い出さないかぎり手作業で移すしかないということになり、その場は旧端末の番号を消去しただけで撤退することに。

せっかく手間を減らすために機種変更を選んだのに、手で移すなんて作業はしたくない。川崎から横浜へ向かう電車の中、思いつくかぎりの番号を必死で打ちまくる。1〜12ケタで設定可能という凶悪なセキュリティが裏目に出てさっぱりわからなくなりそうになったが、きっと4ケタだろういやそうだそうに違いないと設定したときのおぼろげな記憶をもとにヤマを張り、ひたすら数字を打ちつづける。

でも、京急が横浜駅についてもまだ認証は成功しない。ついに横浜駅のホームに降りる俺。「このまま打ちつづけていたら、たとえ思い出しても『手で打ったほうが速かった』という事態に!!」とプレッシャーに焦りはじめたそのとき……ついにヒット。

そのまま横浜駅前のヨドバシカメラへ走り、「ついさっき川崎店で機種変更したんですけど……」とデータ移行作業を頼んでみたら、「あ、いいですよ」と請け負ってくれた。

スムーズに移行作業は終わり、お礼を言って帰路に。さて、新端末をいじってみるか……と電車の中でいじっていたら、「Eメール」関連のメニューがことごとく灰色で表示され、使えない状態。

なんじゃそりゃああ。川崎の店員は「もう使える状態になってますんで」と言っていたはず……てことは横浜店での作業がまずかったのか? いやそもそも川崎の時点から? まず川崎店を出る時点でしっかりチェックしておけばよかったんだろうけど、暗証番号のことで頭が一杯だったし……なんだかなぁ。誰が悪いのかわかんないし。

ともあれ、以前のメールアカウント自体はまだ生きているらしいので、改めて端末に登録してもらえばよさそうではある。またどこかに行かなくては……だから変えるのいやなんだよなぁ。

がちゃがちゃと動き回ってたら、すっかり『アカルイミライ』の余韻が薄れてしまった。もったいない。

_ らみゃ

今のもよんちょな状態にしっくりくる曲を発見。 Lamya "East of Anywhere" 、いい。