■ September 2001
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29 SAT
斎藤環『若者のすべて』(PHPエディターズ・グループ)読了。
 精神科医である作者が、臨床の現場では出会うことのないような、実際に街にいる若者へのインタビューを通して「ひきこもり系」と「じぶん探し系」という対立を提示し、それらの定義と具体例の分類をしている。
 ひきこもり系の若者が、かなりソリッドで不透明なレイヤーによって自己イメージを歪曲している可能性。このことが他者とのコンテクスト共有、つまり関係を疎外しているわけですね。しかし彼らは、自分の孤独に悩むことはあっても、「自分とはなにか」と問うことはあまりしない。それはまさに、彼ら自身の主体イメージもまた、ソリッドなレイヤーによって支えられているからでしょう。かたやじぶん探し系の若者については、こうしたレイヤーがきわめて柔軟で、高い可塑性を帯びています。これが他者との無造作なコンテクスト共有を可能にしている反面、確固たる自己イメージを持つことは難しくなっている。
 これだけだと「レイヤー」という概念を用いた部分がわかりづらいかもしれませんが、詳しくは実際に本を読んでいただくとして、ここでは「ひきこもり系は自分の孤独に悩むが、『自分とはなにか』と問うことはあまりしない」ということと、「じぶん探し系はコミュニカティブだが、『自分とはなにか』を問うてしまう」という対立を持ってきたかった。
 ここで、ふと自分に目を移してみる……までもなく、まずこのフレームを自分にあてはめようと試みていることがすでに「じぶん探し系」の徴候を示しています。そして、実際に自分に目を移してみても、やっぱり「自分とはなにか」と問うことは多い、どころではない。
 では、俺って「じぶん探し系」なのかな? と思ってもみるが、そんなことはない。なぜなら、「自分の孤独に悩む」ことも同時にしまくっているから。
 うむむむ、俺はどっちなのさ? と悩んでしまう俺のような者に対する解答は、以下の部分になるのだろう。
じぶん探し系、ひきこもり系というのはモードでしかないわけですから、途中でチェンジすることも大いにあり得るわけです。
 なるほど。言われてみれば、その「チェンジ」をしたことがあるような気もするぞ。俺の場合は「ひきこもり→じぶん探し→???」というカンジかもしれない。まず、完全にどちらかにいるわけではない。ではどこにいるのかというと、この中間かもしれないし、どちらにもなりきれていないのかもしれない。
 このフレームを利用して、これまでの自分を簡単に総括してみよう。

 「ひきこもり系」(←ここは完全に俺のルーツ)
→「ひきこもり−適応系」(←ちょっと外部との折衝術を学んだ状態)
→「じぶん探し系」に対する憧れ
→「じぶん探し系」になれたからといって幸せでもなさそうだと気づく(←探しつづけるだけだから)
→そもそも「じぶん探し系」にはなれそうもないことにも気づく
→「ひきこもり−適応系」にもうしろめたさが伴う(←うそついてるみたいだから)
→いずれにせよ救われないことに悩む(←どうしようもない)

 まぁ、生涯こんな感じなのかな、と諦めつつあります。うっぎゃあ。

28 FRI
学校が始まって3日で疲れがきてますよ。早いなぁ。どうしたもんか。

行く河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。住み心地の良い清流はいつまでも清流とは限らず、住み心地の悪い濁流もまたいつまでも濁流とは限らない。
 また、自分が動いていて周囲が止まっているのか、自分が止まっていて周囲が動いているのか、はたまた両方が動いているのか、両方が止まっているのか、それらのすべては相対的な現象である。留まることが動くことにもなりうるし、動くことが留まることにもなりうる。それも見方の問題だ。
 つまるところ、動こうと動くまいと、実は大して変わらない。「泰然自若」「不動心」「石の上にも三年」と、「流れる水は腐らない」「転がる石に苔は生さない」は、同じことを言っているようにも思えてくる。もちろん、そのどちらかだけでいつもいつも乗り切れるということはなく、状況に応じた使い分けをすべきなのは当然なのだろうが、その一方で、実はそれほど違わないことにも思えてくる。「風林火山」には、この両者の教えが同時に入ってるし。止まっているうちに周りが動き出すこともあれば、動いているうちに周りが同じ方向に動き出すこともある。そういったときには、どこに基準を置くかによって、動いているとも止まっているとも見ることができる。
 だから好きにしたらいいことなので、そうするのである。

27 THU
この日記にはあまり書きませんが、そこそこプロ野球を気にしていたりします。
 ただでさえモチベーションが低い中、巨人が連勝したりしてるので、さらにテンションが下がります。どこのファンというわけではなく、アンチ巨人なのです。
 今日は、初回に8点を取りながら広島がしょっぱい試合をしてくれたのでハラハラしてたんですが、なんとか逃げきったのでちょっと復活しました。巨人にメークミラクルされたりしてはたまりません。

26 WED
ムジュラ。「夜更かしのお面」さえあればアンジュのおばあさんのイベントが終わると見込んでたら、終わらなかったのでショックを受ける。ガビーン。他に何しろってんだ! この謎……解いてみせる、じっちゃんの名にかけて!
 町長の奥さんは無事終了。

25 TUE
書類を一通出すためだけに学校に行ったら、「必要ありません」と言われましたよ。無駄足。
 「○○が必要だ」ということにしたり、「○○が必要だったがいらなくなった」ということにしておきつつも十分なアナウンスをしないというのは、ウチの学校だけの性質なのか、それとも大学ってそういうところなのか。

読書過剰によってわずらった結膜炎の経過を診てもらうために眼科へ行ったら、すっかり良くなっているということだったので、そろそろ読書を再開しようかと考える。

ムジュラ、「夜更かしのお面」ゲット。拷問具だというのがイカしてます。さすが「マニ屋」の商品っていうか。
 あと1つの持ってない仮面が「鬼神の仮面」だと判明。これはあれだな、あそこでお面をアレしちゃうとゲットできちゃうんだろうな。
 手帳はあと一人、町長の奥さんを残すのみだが、こちらもすでに見当はついた。

平面ガエルのピョン吉さまは、平面ガエルになる前はまったく普通のカエルであったのだが、ひろしのロンTに貼りついた運命の一瞬に驚くべき進化を遂げ、ロンTを自由自在に操り(たまに微妙に空まで飛び)、人間の言葉や感情をも持つに至る。これは果たしてピョン吉がすごいのか、ひろしがすごいのか、ひろしのロンTがすごいのか、それとも総て神の気まぐれか。
 などと考えつつ、始業という事実からしばし考えを逸らす。

24 MON
気がついたら、CNNのテロップが "WAR AGAINST TERROR" になってますね。「戦争」とするとどうしても悲惨なイメージがつきまとうので、「テロという悪に対する戦い」として「正義」を強調したいのかもしれません。
 あれだけ流れたテロの瞬間の映像も、まったく見なくなりましたね。子供に悪影響が出始めたんだとか。

ムジュラ。森から先に進んでなかった「わらしべイベント」が、簡単なことで先に進むとわかったので、一気に終わらせる。
 手帳のほうも、町長の奥さんのはヒントつかんだ。郵便屋を使わないんだね。マニ屋のほうは未だにわからん。カギは「大きいボム袋」か? ……ゼルダはこういう過程が楽しい。

ソノラマMOOK『おまけフィギュア海洋堂全カタログ チョコエッグから最新食玩フィギュアまで』(朝日ソノラマ)を買おうかと真剣に迷ったが、我慢した。チョコエッグも買いそうになったけど、我慢した。

とかなんとかやってる間に学校がはじまらんとしていますよ。ん〜、モチベーションなし。
 な〜んて甘えられること自体が幸せなのであって、その幸せを享受することに専念しよう……言いかえれば、ダラダラ過ごすことにしよう。

23 SUN
というわけで、チョコラザウルスUHA味覚糖)を買ってみた……だけならまだよかったのだが、「海洋生物フィギュアコレクション」がついているMIUダイドー)まで買ってしまった……ついでに妖怪根付も2つ。
 でも、恐竜と海洋生物は思ってたより魅力的に映らなかったので、妖怪を中心としながら動物に浮気するという方向で。でも、あくまではまりすぎないように。

ムジュラ。手帳関係では、アンジュのおばあさんと、マニ屋のおじさんと、町長の奥さん(アロマ夫人)のイベントが未達成。
 町長の奥さんに関しては、アンジュ&カーフェイのイベントを終わらせれば同時に終わるだろうと思ってたら、最後の一つが終わらないでやんの。でも攻略サイトはまだ見ない方向で。最期の夜に酒場にいるとき、速達を配達してもらって、さらに何かするのか? マニ屋のオヤジとからむのか? 不倫か?

22 SAT
CORNELIUS「DROP」を聴きました。流水の音がいいですね。パチャパチャいってますね。ていうか狙いか。おまえの脳味噌からアルファ波をビシビシ出しまくってやるぜという戦略か。ついでにマイナスイオン効果もありますってか。トルマリンか。ていうかトルマリンってどうなんですかね。トルマリンゴとかね。ていうかそもそもマイナスイオン自体がね。なんか母親が俺の部屋に備長炭を置きたがったりしてますけどもね。あ、備長炭はマイナスイオンと関係ないの? 電磁波が除去されるってだけなの? どーなの? まー何にせよ、胡散臭い。
 あれ、コーネリアスの話ではなかったか。コーネリアスはべつに胡散臭くないよな。臭いか?

生活リズムが夜型を通り越し、超朝型へとシフトしつつあります。そろそろ学校がはじまるので、狙ってそうした部分もあるんですが。
 最近は、あんまりネットしなくても何も問題ないので、なかなか自分でも驚き。まったくしなくなるということもないだろうけど、かなり抑制されてますよ。これで常時の広帯域なんてことになったら、「ネットは一日一時間!」という高橋名人モードでもやってけそうなくらいで。ネット接続環境の見直しが必要かも。
 超朝型の生活とは、夜10時くらいに眠くなってしまうジジイシフトです。この生活が健康的だという信仰も一般には根強いようですが、べつにそんなことないような気がします。睡眠時間を十分に取れれば、いつ寝るかというのはあまり関係ないような。
 ていうか、すでに夜型生活に適応しているので、朝型のほうがむしろ生活リズムの「乱れ」になっちゃうのかもしれませんが。

ムジュラ、仮面1つゲット。残り仮面2つ。アンジュのおばあさんと、マニ屋のおやじと、市長の奥さんのイベントが未達成。

21 FRI
近ごろ、すっかりフルタ製菓海洋堂の罠にはまりつつある私。「妖怪根付」に加えて、とうとう「チョコエッグ 日本の動物コレクション」にも手を出し、食玩コレクターへの下り坂にまた一歩踏み込んでしまいましたよ。まだ「大人買い」には出てませんが(財力がない)。200円以下っていう値段がね、つい買っちゃうんですよね。
 ううう、「近ごろの中国の彩色技術がさ〜」とか、「松本しのぶ(日テレアナウンサーにあらず)がね〜」などと語り合いたい欲望に駆られる。テレビブロスの海洋堂特集を読んじゃったってのもあるんですけどね。
 もうこれ以上はマズイ、「チョコラザウルス」(UHA味覚糖)にだけは手をつけまい、と強く心に誓……おうとしつつも、Webをチェックしたらフツフツと欲望が。ていうか俺、幼いときは恐竜大好きだったのを思い出した……第一弾のトリケラトプスの頭蓋骨を見た瞬間に、異常なほど沸き上がってくる何かが……。

20 THU
ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』(NINTENDO64任天堂をクリアしました。かなり難しめだったので、何度か攻略サイトのお世話になったものの、すげーおもしろかった。やっぱり演出は極上で。
 今回は、「世界を救う」といういつもの使命が基本にあるのは変わらないんですが、その目的を達成するため、「人の役に立つ」ことが重要な要素として関係してきます。しかし、その世界は3日後に滅びてしまう運命にあります。そのためリンクは、時間を巻き戻しながら、徐々に世界を救っていかなくてはなりません。
 時間を巻き戻すと、リンク以外の人々はすべて3日前の状態に戻ってしまいます。ということは、リンクが「人の役に立った」ことも、(リンクの手元にアイテムなどが残る以外は)すべて元通りになってしまうわけです。誰かを助けたその瞬間にはもちろん感謝されますが、それは再び元に戻ってしまう。
 でも、それでも世界を救うために、一言も文句をいわず(そもそも全く喋らないけど)ただ黙々とがんばるリンクの姿が、とても健気で愛らしいのです。孤独でもリンクは負けないのです。
 ストーリー的にも、期待通りの「ゼルダ」ぶりを発揮しているというか、友情パワー炸裂というか、ベタなんですが、ベタでも泣けるんです。いいんですこれで。最後の戦場に入った瞬間の画面なんか、もうものすごいベタなんですが、本当にズキッと来ました。「やられた!」と思いました。またね、ラスボスの状況がね、アレなのよ。素晴らしい。

ていうか、ラスボスがちょっと弱い気がしたので、まだ裏があるかもしれない気がしてます。そのへんは攻略サイトなども見てないのでわからないんですけど。仮面を全部あつめてラストのあそこであの4人をアレするとそうなるのか?
 と、ラストについてもそうだし、仮面があと3つ、空き瓶があと2つ、それ以外のアイテムがあと1つ集まってなくて、ハートに至っては半分くらい残ってるので、まだしばらくプレーできそう。

「リーダーのお面」をかぶって行進するリンクとか、「カマロのお面」でダンスするリンクとかがお気に入り。かわいスギ。

『ムジュラの仮面』をクリアして、『ガンダム』第一話を見て、岩明均『岩明均歴史短編集 雪の峠・剣の舞』(講談社)漆原友紀『蟲師』<1>(講談社)を読んだら、妙に充実した心持ちになってしまった。
 ここしばらく、あまりマンガも読んでなかったしなぁ。

19 WED
エイフェックス・ツインが表紙だったので思わず買ってしまった「SNOOZER」を読んでたら、こんなことが書いてあった。
●本作品が全30曲という容量を必要とした最大の理由とは何でしょう?(……)
「理由は、俺が自分のMP3プレイヤーを失くしたから。それには292の未発表トラックと、83のスクエアプッシャーの未発表トラックが入ってて、俺はそれがインターネットに出回ると思ったんだ。もっと曲を出すつもりだったんだけどね(……)」
 おいおい、マジかよ! 探索作業に入らなくては(<まねしてはいけません)。

18 TUE
安野モヨコ『花とみつばち』<3>(ヤングマガジン/講談社)読了。
 山田は、根拠のない自信たっぷりのやつだったのだが、それが「21世紀の小林旭を探せ!!」コンテストに応募するため、大胆に成形手術を敢行し、まったくの別人に生まれ変わる。つまりだ、山田の自信は周囲から見れば根拠がないものだった。だが、山田は自分を勘違いして自信を持っていたのではなく、しっかりと自覚していたのだ。さらに、自覚しつつも、なおその自信を維持していたのである。なぜなら、山田が彼の自信に本当の根拠を持っていたなら、成形などしようとしないはずだからだ。
 根拠はなくとも自信は維持するが、しかし根拠がないことから眼をそらすことはなく、しっかりと認識しつづける。また、そうありつつも変にプライドを持つことはなく、自分を簡単に捨てることもできる。ビバ山田! 素晴らしいぜ山田!
 って、作者はそんなこと考えてないはずっていうか、それまで「小松(主人公)よりも強い敵キャラ」であった山田を、小松の成長に合わせてエスカレートさせる必要があったものと思われ、「それなら山田じゃなくて別のキャラを用意すりゃいいじゃん」という意見もアリなのだが、しかし素晴らしくキャラの立っていた山田をすんなりと切り捨てるのもシャクであった安野は、おそらく「成形手術」(しかも、顔を別のキャラにすげ替える「マンガ成形」)という手段に出た、と考えたほうが普通に納得できる。
 ので、成形という行動に出た山田のメンタリティがどのようなものであったかなどと安野が考えていたかどうかは非常にあやしいのだが、しかしヒョーショー的にはそのような解釈が可能なのであり。ビバ山田。カッコイイぜ山田。

17 MON
久しぶりに地元の朋友ポンヨー2名と昼メシ&カラオケ&ダラリ。友人の車の座席についていた、取り外し可能な構造にはなっていないパネルが外れていたのだが、それをみんなで必至に元通りにして、妙な達成感を味わってみたり。

永瀬正敏+布袋寅泰+松尾スズキという、なかなか豪華なキャスティングのBOSSのCM。
 松尾スズキの額の上がり具合は、なんともいえず絶妙な上がり具合であって、何というか、顔全体に比してあの具合は必然なのである。意図的に剃ってないとしたら、神の力が介在しているとしか考えられない。
※髪だけにネ☆

16 SUN
この作品を今までまともに観たことがなかったということで、過去何人のオタクに罵られたかわかりませんが、ここに来てとうとう『機動戦士ガンダムI』『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』を観賞。
 「あえて言おう、カスであると!!」などとはまったく思わずに、すげー面白かったです。ただ、ダイジェスト版のため、いきなりの展開にびっくりする場面は途中で何度かあったものの、そんなときは、今まで出会ってきた数々のガンダマーたちによってインストールされた、断片的な知識を総動員して補完しました。
 ただ、映画版では戦闘シーンを優先して取り込んでいる(まざるをえなかった?)んだよね、これは。だから、キャラの感情に影響をあたえたり、キャラの心境が変化したことを表すシーンのうち、戦闘でないときに起きた部分がごっそりとない。戦闘中のセリフなどから変化があったということだけはわかっても、どうしてそうなったのかがよくわからない部分も多かったり。戦闘もさることながら、そういう部分も見てみたいので、いずれテレビ版も観なければならない(ていうか観ることになる)気がします。

勧善懲悪ではない戦争モノである。「どうしようもない」という感覚が基調になっている。「成長」は必ずしも望んでいた方向には進まない。タイミングはことごとく悪い。
 このあたりの着実な作り込みは、本当に巧いと思いましたよ。まさにスタンダード、というか、この作品がスタンダードを規定したということは十分にわかりました。
 特に、対エルメス戦からラストへ向けての盛り上がりとかは、何か乗り移ってるような感じさえしますね。『デビルマン』でも見られたような、もうワケわかんないんだけどとにかくすごい、というような、「屁のつっぱりはいらんですよ」的(?)な感覚というか。

ていうか、IIIを観ている最中に、なんとなく見覚えや聞き覚えのあるシーンがあったんだけど、そういえば俺は公開当時、「めぐりあい宇宙」だけは劇場で観ていたのを思い出した。わりと最近までずっと、ポスター(ホワイトベースの艦橋)も貼ってあったし。
 で、今回改めて観てみて、「これはやっぱりトラウマ的なものとして刻まれてるなぁ」と、なんとなく思ったのだった。何より、そう考えるとすべて納得がいく。

14 FRI
アメリカベースのCNNは、事件以来ずっと "AMERICA UNDER ATTACK" というテロップを出し続けていたが、大統領の声明を受けて、それが "AMERICA'S NEW WAR" に変わった。
 一方、イギリスベースのBBCは、事件発生の直後から大統領の声明後の今まで、一貫して "TERROR IN AMERICA" というテロップを使い続け、あくまで今回の事件は「テロ」であるという姿勢を崩していないので、ちょっと興味を引かれた。
 最初は「イギリスのほうが冷静なのかな?」とか思ったものの、考えてみると、イギリスは大昔からアイルランドとの間に遺恨があって、そのおかげで最近になってもIRAなどといろいろあって、泥沼の報復合戦もやってたわけで、BBCが「テロ」という言葉を使いつづけているのは、そのへんに深い深い理由が隠されているのかもしれないと思ったりした。
 イギリスにとってはそれほど「新しい時代の戦争」でもないのかも。

キナ臭いニュースで荒んだ気持ちの中、平和なニュースを読んでなごむ。バカだよなぁ。

13 THU
ムキュー(ゲームキューブ)が欲しいゼ欲しいゼ欲しくて死ぬゼ〜〜〜!! という状態なのだが、短期のバイトやら『ムジュラの仮面』やらで詰まっているために、今回は見送り状態に。

ボニーピンクは日本にいたらしいとのタレコミがありました。オフィシャルページのBBSにも、本人からの書き込みがあったようです。よかったよかった。

WTCのテロに関していろいろ思うところもあるんですが、ちょっとありすぎるためにまとまりがつきません。ていうか、まとまりをつける気力がないっていうか。
 お互いにお互いがわからないってことが問題なんだろうけど、わかり合うことを始めるにしても、ひとまず始まっちゃった殴り合いを止めなきゃいけない。けど、それには仲裁が必要で、でもジャイアンを唯一止められるドラえもんがどこにもいないわけだ。
 助けてドラえも〜ん!

12 WED
とりあえず、教授は無事に野次馬となっていた模様。ドリカムも無事らしい。ボニーピンクは大丈夫なんだろうか。

11 TUE
ここ数日、やったことといえば『ムジュラの仮面』を着々と進めていたくらいで、日記のネタがありませんよ。

学校から成績表が送りつけられましたが、成績は悪かったです。テーマもバラバラで、しかも今学期から全体的に内容が難しくなりはじめたため、いまいち散漫になったのが原因だと思います。成績が悪いことよりも、その散漫さのほうが大きな問題で、来学期からはテーマの取捨選択をしないといけないっぽい。
 というわけで、来学期は語学などを集中的にやってみようかと考える。

ワールドトレードセンターに飛行機が。触らぬ神にたたり無しってところに触りまくった結果ということなんだろうなぁ。もちろん、どっちかだけが悪いということはないんだけど。
 偶然ながら、ビデオ屋で1stガンダムを借りた帰り道、車のラジオで第一報を知りました。星の屑……って、マジでやるか……。

アメリカに滞在してる学校の連中は大丈夫なんだろうか。

07 THU
島田雅彦『彼岸先生』(新潮文庫)読了。
 「彼岸」への憧れを抱きつつも「此岸」に留まらざるを得ない、という微妙な位置取りが印象的。「妄想の世界には留まりきれない」という問題とも絡めつつ。
 でも、「彼岸」へとたどりついても、その先にはさらなる彼岸があるんだと思う。

町田康の『屈辱ポンチ』に収録されてた「けものがれ、俺らの猿と」が映画化されてたのね。知らなかった。原作的にはものすごい狂った話のはずなので、映画も狂っているものと思われる。鳥肌実も出てる。

05 WED
YMO『君に胸キュン』のPVを観てガハガハ笑う。こういうバカって確実に減少傾向にある気がしますね。もっと増えてほしい。
 と、ここで、バブル期の余裕があったからこそ、こういうこともできたのか? という疑問がわいてくる。それが正しいとすれば、俺の求める「バカの復権」は「バブルの復活」とイコールになってしまうわけだけど、「バブルの復活」を望むっていうのはマズイような気がする。
 世の中って難しい。

03 MON
KBBさんの日記から勝手に引用。
あのね。前にも言った事がありますが。反社会的行動を起こすオタクというのはね。半端なオタクなんです。ええ。彼らは空想と現実を混同しているんです。ええ。真なるオタクは混同しません。空想のみの世界に生きています。現実ってなんだ。食えるのか。
 おおう、そうでしたか。確かにそうかも。ということは、黒磯の幼女誘拐犯などもまったく半端者なわけですな。さすが鋭いです。「妄想で溜まったフラストレーションは、妄想で解消する」というコミックマスターJ的な教訓だと言えましょう。
 さて、俺は空想と現実を混同しているか? と考えてみると、まぁ見る人によっては混同しているように見えるかもしれないとは思います。一応、本人はしてないつもりなんですけど(「現実主義の理想家」ていうのが気に入ってたり)。ただ、空想の世界だけに留まりきれないというあたりで、オタクとしてはやっぱり不徹底であると思います。オタクに徹しきれないというか、そのへんに弱さというか、往生際の悪さを感じてみたり。いいんだか悪いんだか先になってみないとわかんないけどさ。ていうか本人はいいと思ってやってるんだけどさ。
 って、寒いマジレスしてんなよ>俺。いや、この引用部を紹介したかったんさ。「紹介」といっても、原文より読む人は少ないけど。

マンガの「無臭志向」について、再び。
 さきちんから、現在のジャンプはマシリト編集長(鳥山明路線)であり、一方のバンチの編集長は「体臭のきついころの」(原文より)ジャンプの編集長だという事実を教えてもらいましたよ。
 なるほど、そうでしたか。てことは、「バンチは体臭系の再評価だ」ってのはマチガイで、「体臭系の最後っ屁」みたいなもんなのかも……。バンチがそこそこ評価されるようなら「再評価」になるかもしれませんが、バンチって売れてるんでしょうかね? 創刊号あたりは売れてたらしいけど……。

ゼルダをやるのが久々なもんだから、1プレーごとに毎回3D酔いしてます。クラクラ。

01 SAT
『アフタヌーン』だけを買いにいったはずなのに、なぜか餅月あんこドラネコシアター final collection』(エンターブレイン)と、「妖怪根付 百鬼夜行妖怪コレクション 陽の巻」(フルタ)が入ってる……絶対おかしい。

特に、妖怪コレクションを買ったのははマズかった……というのはヤバイくらいにカッコイイのであって。コレクターは卒業してヘヴィユーザに専念すると決めたはずなのに、集めたい願望が沸々と。フルタのWEBで確認したら、このシリーズはもう第3弾なんですな。あぁ、過去バージョンもほしい……。
 ていうかこれ、よく見てみたら、原型は竹谷隆之なんだった。余計に購買欲が……。すべてのオタクはフルタに貢ぐ、のか? うぐぐぐ(我慢する音)。

今まで応募しようとしつつもしそびれていたYonda? CLUBキャンペーンが、この9月になって再び始まったので、さっそく部屋に積まれている新潮文庫10冊を召集し、応募券を徴発する。