J u n e 2000
_m O n_26
松尾スズキ『第三の役たたず』(情報センター出版)読了。中身見ないまま「普通のエッセー本かな?」くらいのノリで買ったんだけど、開けてビックリ庵野秀明/天久聖一/根本敬/鶴見済/町田康という、奇跡のロイヤルストレートフラッシュ的面子のインタビュー本で、やられまくる。ここまで来るともう、この本が俺を呼んでいたとしか思えない。で、読み終えると、インタビュアーである松尾スズキのことが一番気になってきたのだった。
_s U n_25
アプリ用にあてていたドライブが、消すに消されぬレガシーで圧迫されてきた。新しいHD一本ほしいなあ。いまどき合計5.5Gをやりくりするってのもけっこうたいへんだ。 * 選挙には行かなかった。というのも、朝から見沢知簾『天皇ごっこ』(新潮文庫)を読みはじめてしまったのがまずかった。だって面白すぎるんだもん、これ。で、元から今回の選挙の争点とか選挙区内の勢力図もぜんぜん知らなかったし、面白いから『天皇ごっこ』読んじゃうんだけど、これは政治といっても現在の選挙とはスケールがかけ離れすぎてるし、結局のところ誰に投票していいのかわからなくなってしまった。だけど、関心がないわけではない、ということにしておく。めんどくさいだけじゃないゾ☆彡 * 結局『天皇ごっこ』を読了する。
_f R i_23
友人と密談。その後、久しぶりに立ち寄った地元の古本屋で7冊も本を買う。しかし、よくある漫画中心の地元古本屋に、俺の読みたがるような活字の本が7冊も入ってるってのは、久しぶりに立ち寄ったことを割り引いたってどう考えても納得がいかない。例の「ゆる〜い力」の働きを感ずる。 * さっそく1冊目のコミックビーム編集部編『桜玉吉のかたち』(アスペクト)読了。『ファミ通』で連載してる頃から、妙なひとだと思いつつ気になりつづけてたんだけど、やっぱり妙なひとなのだと確認。つーか死後ならともかく、生きてる間につくられた自分史年表に「離婚」とか「精神神経科に通院」とか載せる編集者も編集者なら、許す本人も本人だよな。西原理恵子とはひと味違ったあけすけっぷりが魅力といえば魅力なんだけど。 * 課題がらみの本は読みたくないが、とりあえず「読まないとマズイ」みたいな危機感をやり過ごすため、自分の読みたい本を読む日々。
_t H u_22
「親しみやすいキャラクター」という人物評を、生まれてはじめて受ける。 * 相模大野にあるパルテアに行こうと思ったら、小田急相模大野駅に着いた後で地図を忘れてきたことが発覚。交番も発見できなかったので、急いで友人に場所を調べてもらった(感謝)。結局、居酒屋とかキャバクラとかヘルスとかが密集する路地を抜けた先にあったんだけど、立地だけでなく店構え自体も非常にぁゃιぃ。なぜか店頭に停められている黄色のポルシェカレラ……ナニ? 見た目にどう考えても自動っぽいドアは電源が切れていて、手で開けて入る(重い)。内部には店員と常連(判別不可能)が数人いて、とても閉鎖的な空気が……棚には当然のごとくハイパーボクセルとかセカンドFXとかが並んでるけど、もちろん値札なんてついてない。とっても怖いネ! その後、在庫整理作業をしてた兄ちゃんを店員と判断し、声をかけて注文済みのブツを無事にゲット。 * 遅い遅いと評判の「アニマス8J」最新リビジョンは、起動するまでの時間でインターネットに接続してメールチェックして文章を40文字×5行くらい打ち込めた。参りました。
_w E d_21
佐々木正人『アフォーダンス――新しい認知の理論』(岩波書店)読了。アフォーダンス理論が広く受け容れられた理由は、地動説とか相対性理論なんかとは違って、この理論の基礎となる「知覚システム」といった部分や「アフォーダンス」の概念についても「そうそう、それなんだよ!」という感覚があったからだと思う。というか俺自身が、日常的な身体経験を元にして素直に受け容れられたんだよね(既にこの理論が一般に応用されてるから、ってのもあるんだろうけど)。同時に、これ以前の「網膜に映った云々」みたいな認知領域の理論にどことない(ということもない?)違和感を持っていた人が多かった、ということの表れでもあるらしい。読むと、体を傾けたり動かしたり、モノに触ってみたりしたくなるのでオススメ。
_s A t_18
う〜ん、『オール・アバウト・マイ・マザー』は見ておこうかなあ。おすぎも「ここ50年のベスト」と言ってたし。『ザ・ビーチ』は終わったのか……まあデカプリケツには興味ないし、ボイル監督(ゆで監督?)がらみだと『トレイン・スポッティング』は普通のまったり映画だったしなあ。ん〜、アンドリューも気になるものの、あのマヌケなロボットを見るためだけに1,500円払う気にはならない……。あ、もちろん外せないのは『シベ超2』なんだけどね。こっちは金払うべきでしょ。というわけで、A.A.M.M.とシベ超2っつうことで。
_f R i_17
予備校の恩師2名に会う。大学生とか宮台とかで、笑わせていただく。 * その後大船へ移動し、地元の面々のエロ&しがらみ話を拝聴。笑わせていただく。
_t U e_14
せっかくなので、村井純の講義を受けてみる。今回は残念ながら大学院生がメインだったんだけど、やたらと割り込んで出たがる純が印象的だった。富良野の彼とはひと味違うぜ。プレゼンテーション能力は高いひとで、ちょっとビル・Gなニオイを感じてみたり。 * やっぱウェブ・デザインはコピペでしょ、と再確認する。コピペコピペコペペ!(口内出血)
_s A t_11
探すのにムチャクチャ手間取りつつ辿り着いたテアトル新宿は、さながらオタクのメッカであった。監督:沖浦啓之、原作・脚本:押井守『人狼』(バンダイビジュアル/プロダクションI.G)を観賞。同行人は「面白いけど楽しくない」という意味深なコメント。俺としては、鑑賞者のトラウマを深くえぐるテーマを醸し出しつつ、それに陳腐な解決を与えないまま、イヤなカンジ(褒め言葉)にまとめていて、すごく良かった。こんなイヤな気分になったのは『HANA-BI』以来だよ。ただ、男の側から見すぎてるし、古くさい気もするんだけど、個人的にはハマった。で、映像美が作品を支えているのは言うまでもなく、改めてI.G恐るべし。だけど、一番のヒットは、フランスの「ル・パリジャン」という新聞だか雑誌による「『人狼』の監督、沖浦啓之は確かに理力(フォース)と共にある。」というコメント(パンフレットより)。たぶん褒めてる、ハズ。 * その後アキバへ行き、『ドクターマリオ』『ヨッシーのクッキー』(共に任天堂)を買う。帰りに真鶴まで寝過ごす。
_w E d_7
男だったらぶちギレろ!! 『建設重機喧嘩バトル ぶちギレ金剛!!』(アートディンク)とかいって、やっぱ買いでしょ〜どう考えても。そんで、やっぱリングネームとか必要じゃない。「新宿フォーク(フォークリフト)」とか「ゴロゴロ丸(ロードローラー)」とか「つりさげ番長(クレーン車)」とか「ナラシの政(ブルドーザー)」とかとかとか〜、と想いが尽きない。や、や、やりて〜!! * 飯田和敏作品といい、『カルネージハート』シリーズといい、アートディンクって組織はどうもチェック機構がおかしい異彩を放っている(フォローしてない?)ので、DAISUKI☆彡
_s A t_3
自己紹介の文句を思いついた。俺の属性は常に「−(マイナス)」で、場の空気との積がその場での俺の立場となる。単純に「+/−」で話をすると、場の空気が「+」なら、「(+1)×(-1)=(-1)」で陰性に傾き、逆に場の空気が「−」なら陽性に傾く。なんでそうなのかは知らないけど、その場の空気に不足してるカンジを補って、中和しようとしたくなるみたい。マイナスをプラスにしようとするのはいいかもしれないけど、プラスをマイナスにってのはけっこう迷惑だよなぁ(他人事)。これ、日本語で言うと「天邪鬼」ですむんだけどさ。 * いつまでも違和感ばかり口にしてるわけにもいかないよねえ。 * 『ジョイ』(P&G)のCMで突然高田純次に来訪された奥様は、「え〜」と驚きつつも、化粧に気合いがみなぎっている。でも服はしっかり普段着。 * つーかP&GのHPが存在する&しっかりしたデキなのにビックリしたよ。そういや化粧品とか洗剤とか、奥様系商品の企業のページってあんまり行ったことないなあ。今度めぐろう。
_f R i_2
「さりげなくリヌーアルしようと思ってるのに、ぜんぜん意欲が湧いてこないのはナゼ?」と思ってたんだけど、そのゲンナリ感は最近のWebデザインの傾向と関係あるような気がしてきた。凝りまくったデザインのとこを見ると、特にFLASHを使ったあたりとか、とにかく果てしなく凝りまくっててカッコイイんだけど、いざ自分がやると考えると「面倒くさかったろうなあ」という想いばかり伝わってきて、マネする気もおきない。逆に普通のとこはといえば、HTMLエディタが普及したおかげで、どんどんキタナイソースとがさつなレイアウトになってきている。Webデザインが二極分化をはじめて、「マニアック組」と「手軽組」に偏って階層分化がおこってるのね。紙媒体におけるプロと自費出版との格差のような現象がおこり始めているように見える。といっても、Webデザインには「まだ自力でもなんとかなる」という空気があるからいいんだけど、それにしても、インターネットが「社会」と呼ばれるようになったことがここにも表れているような気がした(気のせい)。 * あと、FLASHとかJavaScriptを使った「ギミックもの」が十中八九ウザいというのも手を出せない理由のひとつ。俺のXGAじゃサイズ足りない。 * 俺のとこがどうこうと言いたいんではなく、自分のは棚上げしてるだけです。
M a y 2000
_s U n_28
神宮球場では、私立大学の威信を(一応)賭けた「慶早戦」(慶応では「慶」が先)が行われる中、千駄ヶ谷のフジタヴァンテへ、『大駱駝艦』内の『ささらほうさら』という舞踏ユニットによる『海兎』という公演を見に行った。「一度は見ておかねばなるまい」と思っていた『暗黒舞踏』なわけですが、思わぬところで出会ったもんだ。学校の『現代芸術』の課外みたいなもんなんだけど。んで、公演の内容はなんとも伝えづらいものなので略。「暗黒」というのは、その光の使い方のことを指してるのかもとか思いました。ていうかものすごく真面目に高まりを求めているカンジなんでした。面白かった。 * いま届いた【サイバッチ!】によると、『2ちゃんねる』のひろゆき氏はKOだったことが判明。う〜ん、なんかちょっと意外っていうか。 * 『DREAM6000』――ついに登場、PC-6001用Windows『Windows60』!
_s A t_27
その日にあったイヤなことなんかを急に思い出して落ち込んで抜け出せなくなったりするときは、だいたいタバコを数時間吸っていない状態だったりして、すかさず一服するとスッキリ解消したりするんだけど、もしやこれが禁断症状なのかッ?!
_f R i_26
糸井重里がきた。ムリヤリ圧縮すると、「胎児の『内肺葉(管・内臓系)→中肺葉(舌・腕・センサー)→外肺葉(皮膚・脳)』という成長プロセスは、生物進化の歴史のアナロジーとなりうるという説があるけど、さらには人間の文化的進化の歴史のアナロジーともなりうると思う。情報社会だIT革命だとかいってると、その情報量を脳では処理しきれるけど、胃とかが処理しきれなくなる。『ほぼ日』読者のメールを読んでると、胃に来る(笑) SFCにいる人なんかは、そろそろそこらへんを考えるといいんじゃないの?」というような内容。もちろん、ほんとはもっとわかりやすくて、もっと面白かったんだけどね。 * 俺の中には「根本敬とコンピュータの間でのアンビバレンス」とか、ややこしいテーマがあるんだけど、そのへんを語ってもらったような気がしたわけです。俺の睨んでる道は間違ってないというかね。 * 石坂和道『越後荒川堂夜話』(月刊アフタヌーン/講談社)というシリーズは、すごいです。ある意味、『じゃりン子チエ』路線。
_t H u_25
近ごろ気になっていた、はるき悦巳『じゃりン子チエ』(双葉社)をアニメで見たらむちゃくちゃ面白くて、目から鱗が飛びちる。日本の魂を描ききってました。もうこんなマンガは絶対出てこないし。んで、「チエちゃんの世界から日本はたいして成長してないのに、ムリヤリ成長してるっぽくするからムリが来るんだろうなあ」と思った。(アニメは東京ムービー新社製作、毎日放送系で放映) * 真刈信二・赤名修『勇午』(月刊アフタヌーン/講談社)の新シリーズは、オーストリアネタ。相変わらずのヤバさでオッケー。んで、処女(神聖)受胎ってのが話題の中心になっていてこれもまたアブナさ全開なんだけど、筋書きとして単純に思いつくのはクローニングとか体外受精だとかなわけで。とりあえずこの先『勇午』がどうなるかはここでは置くとしても、実際のところ、技術的に処女受胎なんてのはきっと可能なんだろうなあ、と思ったわけなんですよ。だから、「子供生んで処女喪失」なんて転倒もラクラク起こりうるわけ。それって、なんかつまんなくない?
_m O n_22
東浩紀がきた。なかなか面白かった。 * ちょっとメモ。『2ちゃんねる』の各掲示板URLの "index2.html" のかわりに "subback.html" と入れると、スレッドのタイトル一覧が見られる(用例:http://www.2ch.html/***/subback.html)。
_f R i_19
第何次かはわかんないけど、横井軍平ブーム到来中。でも今までは「ゲーム&ウォッチブーム」とか「ファミコンブーム」とかなわけで、これほど「横井軍平」本人を意識したのははじめてなわけですよ。んで、なんか寄ってくる。 * 横井軍平・牧野武文『横井軍平ゲーム館』(アスペクト)読了。この本はアスキーダイレクトで買ったんだけど、1997年発行でまだ初版が残ってやんの。マズくない? 読まないと、みんな。マジで。 * 横浜駅前では、みんながモリモリとプレステ2買ってるのを横目に『ゲームボーイギャラリー』(任天堂)を買う。これは発売当時、みんなやってたね。やっぱゲームはおもろいんだけど、ゲーム&ウォッチのキャラはドットよりも専用液晶のほうがかわいかった。 * 『ブロック』と『ジャイロ』がほしい(ファミコンのロボット)。
_s U n_14
上遠野浩平『ブギーポップは笑わない』(電撃文庫/メディアワークス)読了。『ザッピングTV』を引きあいに出すのは失礼か……とにかく読ませる構成でウマイ。んで、〈終わらない日常〉みたいな設定とか〈犯罪心理学〉とかで同時代的な雰囲気(だけ)を醸し出してるんだけど、うしろの方になると、どうしてマッドサイエンスとか「人類への審判」とか持ち出してきちゃうのかなぁ(こたえ:電撃文庫だから)。「世界」の意味がどしどし拡大して、最後には「地球」サイズになるんだけど、俺としては「第一話」でいう「世界」のまま進んでくような話にしてほしかった、と思ったり。「第一話」の落とし方はちょっとよかった。んで、実際のところ、かなり楽しんだんだけどね。「そういう話も読みたいなぁ」と思ったわけです。
_t H u_11
そういやこの前、亜血亜に「おまえへのメッセージなんてねえ」と断言される。う〜ん、〈テクストの快楽〉。
_t U e_9
なんか乱立してる診断系サイトですが、サーチエンジンも登場してんのね。でも雨後のタケノコでイマイチ。 * 佐藤雅彦・竹中平蔵『経済ってそういうことだったのか会議』(日本経済新聞社)読了。「お金に対する見方が変わりました」みたいな、月並みな感想しか出てこないので略。でもオススメです。やっぱ佐藤雅彦っていいもん作るんだよな〜。なんで『I.Q FINAL』は……(以下略)
_m O n_8
皆川亮二『ARMS』(小学館)イッキ読み。スゴイわこれは。俺の脳味噌にインプットされている「男の子向けマンガ」の記憶をひと括りにして、樽で寝かせてしぼり出したようなマンガ。もう最終兵器だよ。これが、成熟しきった「男の子向けマンガ」に引導を渡すことになるかもしれない。でもまだ最終形はまったく見えてこないので、今後の展開次第でしょう。あとは「奇跡」を待つだけか? あ、否定するつもりは全くないです。「最高ですか?」サイコーでーす! * でも、絵の部分で「なんでそこまで大友克洋を追っかけますか?」というのはある。気持ちはわかるけど。
_s U n_7
亜血亜とトイザらスへ行ってみたり。目的のアイアンジャイアントフィギュアはやっぱり無かったんだけど、横井軍平の遺作『くねっくねっちょ』を発見して即買い。まだいっぱい作ってるのかもしれない。 * その後、お手製パスタをゴチになりつつ『るろうに剣心――追憶編――』を観賞。モロ現代風の恋愛観をテーマにして幕末を描くっていうのもどうなんだろう、と思ったり。でも、まあそのへんが『るろ剣』のコアなわけで、今更なんだけどね。いや、実際のところ面白いんだよね。 * 上遠野浩平『ブギーポップは笑わない』(電撃文庫)と皆川亮二『ARMS <1>〜<11>』(小学館)を借りる。いろんな意味で気になってた2作品なのね。
_f R i_5
湯&さきちんすなわちモバイル奉行ズと新宿で密会。ヨドバシマルチメディア館でノートPCを物色するが、ヌーモデル発売前の静けさで、狙いのブツの在庫もナッシングでした。仕方なく『POSTAL(日本語版)』を買ってストレスを解放しようとするも、経済的困難の前に挫折。PCゲームって高いッスヨ。仕方ないので、箭本真一・多根清史・阿部広樹『超クソゲー2』(太田出版)とスタパ齋藤『スタパ齋藤の物欲番長 弐』(アスキー)を求めたうえ、スターバックスの店員に「男の飲み物(アメリカーナのことらしい)」を薦められつつさきちんとものがたりしたのち帰路る。
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『ゲー友』の八谷和彦さんの回から。《『キテレツ大百科』のあのポジションはいいなあ、と思うんです。役に立たないコロ助がいることによってキテレツが成長するじゃないですか。それは素晴らしい道具だなぁ、と。ドラえもんがいてものび太は成長しないですからね、頼っちゃって》 * そうか、だからキテレツは面白かったんだ! 「なんか『キテレツ』見ちゃうんだよねえ」と言っていた友人の言葉を思い出したり(彼は『ドラえもん』は見ないわけなんだよ)。んで、やっぱ八谷さんも横井軍平ファンなのね。大納得。 * 今日はウェブ掘りが(俺的に)豊作だったので記録。『ちえの和WEB』『日本偽現実工学会会報』『Fastest Guru』キーワードは「横井軍平」。みんな有名そうだけど……。 * 最近つんくが妙に気になるので、つんく『LOVE論』(新潮社)を読んでみようかとも思うんだけど、ちらりと内容を見てみると、もうちょっとつっこんだ(ぶっちゃけた)ところの人間観が知りたいような気も。わからんけど。
A p r i l 2000
_s A t_29
2週間くらい前、ここにこっそりと新作(反省文)を上げました。 * 某地元系友人と、イーコマースとかプレゼンテーション能力とかについてまったり語り、いろいろ考えが改まる。 * その後、某3Dなひとと桜木町のワールドポーターズ内、ワーナーマイカルシネマズみなとみらいのレイトショーへ。ここの系列ははじめてだったんだけど、本編上映前の諸注意をLoonyなキャラがやってくれたので、ちょっとヤラれる。つっても、入場前からLoonyだらけなんだけど、まさかここまで徹底してるとは思わなかったのね。 * 目的はもちろん『アイアン・ジャイアント』(公式サイト/日本のファンサイト)。ストーリーが荒っぽいとこもあるけど、映像的には気持ちよすぎるのでオッケー。頭ン中まっ白にして見られるのでサイコーです。「宮崎アニメにはつかれた!」というアナタに。庵野とか押井も。
_f R i_28
いまのデザインはけっこう気に入ってるんだけど、それでもいいかげん飽きてきたので、リヌーアルを決意しながらWebmonkeyなぞ眺めてたら、CSSとかdHTMLなんつう部分からして、自分があまりに取り残されてるんでおどろく。まいったなあ。でも、まずは右脳の準備運動からかもしんない。 * 「その前にコンテンツをなんとかしろ」というメールはしなくてもいいです。
_m O n_25
『大学図書館が巨大なテトリスに』(CNET Japan) * 乱暴に言うと、おそらくSFCは、こういうことをやれる生徒を育てたいんだと思う。けど、いまのところその理念はまったく実現しそうにない。なぜなら、やっぱりそこは「慶応」だから。 * なんか近いものを感じるなあ、と思ったら、新海誠さんの近況によると、宮台真司『自由な新世紀・不自由なあなた』(メディアファクトリー)などを読む人らしい。特に意見とかは書かれてなかったけど、作品は十分に発言していた(と思う)ので、「そういう問題を考えてる人だったのね」と、ひとりで納得する。
_s U n_24
友人の三浦大助が入賞したこともあって、中野ZEROホールで行われた『第12回 DoGA CGA コンテスト』を見に行く。 * 下馬評通り、レベルの高い内容でした。俺が技術的なことを言っても説得力ないので、ストーリーについて。グランプリを獲得したのは「濃密な時間を生きた二個の生物が『濃密な時間を生きられて良かった』と感じて終わる」作品で、そう思った瞬間にホメたくなりました(新海誠さんのHP)。『カレカノ』との類似も指摘されてたけど、俺、見てないし。他には、数本の「教育テレビ系」な作品が、どれも光り輝いてました。んでもって、三浦くんの作品から、俺へのメッセイジを勝手に受け取ってみたりみなかったり(私信)。 * 『NHKスペシャル 世紀を越えて「いのち・生老病死の未来」第1集:人体改造時代の衝撃』(長いね)を見る。「現状の医療・クローン技術総決算」みたいな内容で、やっぱ生命倫理の問題を提起して終わるんだけどね。で、そういう不可逆な流れの中で、興奮してる裏で、同時に悲しみを感じたりしてる自分が、やっぱりいる。「ここで悲しんじゃうかあ」と、歳を取ってゆく自分に対してセンチメンタルになってみたり。
_s A t_22
学校で寺脇研氏の講演が行われることを昨日知ったので、出てみることにする。2週連続寺脇。今回は寺脇氏の活動目的と内容を一般に知らしめることがメインになった。ディスカッション形式だったんだけど、学校側から列席したパネラーは寺脇氏の政策の実現性を批判するばっかで、「なんだそりゃ」といったカンジ。それじゃオヤジ現場教師と変わらないんじゃん?
_m O n_17
家庭用の『Mr.ドリラー』(ナムコ)が「3ハード同時発売」っていうから、「PS、DC、あとはナニ?」と思ったら、ゲボカラまで出すんだ。こりゃヤバイでしょ〜ってやっぱ買うのか、俺よ?! でもいまさら本体買うのもネェ〜。
_s A t_15
河合塾がらみの教育問題シンポジウムにて、寺脇研(文部省)&宮台真司(都立大学)の脂乗りコンビに、ナゴヤ名物(らしい)の牧野剛(河合塾)を加えた、ゴツい面子の対談を聞く。話はすごく面白かったけど、寺脇&宮台両氏の主張はほぼ従来と変化ナシ。でも場をさらったのが牧野氏だと思えたのは、俺が《中年愛》((c)根本敬)入ってるから? * 終了後、寺脇氏、宮台氏とちょっとだけお話しできた。寺脇氏はやっぱりナイス官僚だったし、宮台氏は色男なのだった。 * 宮台氏のサインもゲットだぜ! もちろん後のことを考えて為書きはナシだぜ!(『鑑定団』見すぎ)
_t H u_13
報酬の図書券3,000円分に惹かれ、K塾の『小論文ガイダンス』への出演依頼を承諾したんだけど、今日行ってみたら300人くらいの教室が満員になってて、ビビりまくる。 * 完全に独白っていうのはホントに難しくて、考えていったネタの意味を半分も伝えられないまま、そそくさと舞台を降りてしまい、今になって大後悔。「講師ってスゴイ」と尊敬します。 * ボケとツッコミっていう発想は独白の難しさをカバーするための発明なんじゃないかと思ったり。 * 報酬いらないからもう一度同じ状況でやらせてほしい……。
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つーかオレ、またしても『K塾』に入学してるやん! いま気づいた。
_m O n_3
入学式。参加者を半径1m以内に12人という極限状態に詰め込み、創設者の肖像を壇上に掲げて学名を連呼する歌を流すという、典型的なマインドコントロールの手法が使われていた。また、S大を糾弾する歌も流されたが、これも「敵を生み出すことで内部の結束を促し帰依を深める」という、またもや伝統的な手法である。おそらく相当数が防御する術をも持たなかったと推測される。 * サークル案内パンフの、若いエナジーのほとばしりが勢いあまって吹きこぼれてしまったような紹介文の数々を見てると、どうしても同人誌即売会のパンフを見てるような心境に(鳥肌)。
_s A t_1
ソフト鬼畜の面々と鬼畜談義。「おまえも早く鬼畜になれ」といった教えを頂く(アッテル?)。 * 『WAVE RACE 64』『F-ZERO X』(共に任天堂)をゲット。合計\2,240なり。でも本体は未だ返らず。
M a r c h 2000
_f R i_24
ここ最近触れたもののメモ。 * 河合隼雄『人の心はどこまでわかるか』(講談社+α新書)、ビートたけし『結局わかりませんでした』(講談社文庫)。さりげない2段オチを意識したこの2冊、店員にアピールを試みるも無視される。河合隼雄のはつまんなかった。 * 宮台真司『終わりなき日常を生きろ』(筑摩書房)、同『まぼろしの郊外――成熟社会を生きる若者たちの行方――』(朝日新聞社)宮台おもしろい。イチオシかも。ただし、コムズカシーとこは飛ばし読みで。 * 『グランツーリスモ2』(SCE)期待通り。『2000』への期待も高まり気味。 * 『I.Q FINAL』(SCE)これ、ADは中村至男だったのね(プランナーでもあるんだけど)。ゲームとしてはマニアック、というかTVゲームやってない人がつくったTVゲーム。プレステの機能をアピールする広告として重要だったとは思うけど、いまさら『REMIX』とかいってもどうということはないでしょう。 * 『Snow Speeder』(イマジニア/N64)\1,280なり。本体貸し出し中なのでプレー不可。はやいとこ返すように(私信)。
_f R i_17
「DoGA出身の」亜血亜と不定期交流会。スカルピー焼き専用オーブンを購入するが、安全に使用できるスペースが確保できず未通電。『コウビルド英英辞典改訂版』など購入。
_m O n_13
5日に書いた『決戦(コーエー)』のCMの文句は「ゲームを大河ドラマにまで高める」でした。つーかファミ通のクロスレビューで殿堂入りしてんのか……面白いのか……(不満げ)。
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『五体不満足』の、笑顔がステキな乙武君は、そのファッションでも世に影響を与えているらしく、ここ数日で2・3人、彼そっくりファッションな人を見かけた。しかし乙武君の素晴らしいところは、いくらファッションをマネされようとも決して揺らぐことのないオリジナリティとインパクトを持っているところにある。
_m O n_5
PS2をやってきた。リッジレーサーは、視覚的デザインも音楽も内容も面白かったけど、それはPS2がすごいというよりリッジレーサーが面白いだけなのでどってことはない。 * にしても、『決戦(コーエー)』のCMで「ゲームが大河ドラマになる」といってるのがスゲエ気になる。これはつまり、あるヒエラルキーの中で大河ドラマが上位にあって、その下にゲームがあるのが前提になってるんだけど、それはある意味で先祖返りしてるし、まずそもそも同一のヒエラルキーにその二つを置くことが問題あるだろって。
F e b r u a r y 2000
_f R i_25
っっっと終わりやがったぜコンチキショー!(入試が)
結果に関してはすべて判明した段階で一挙に発表する予定でおります。 * ああ、もうススム君をやってススム君をやって、あとススム君をやる予定(変化なし)。
_f R i_11
『バガボンド(井上雄彦/週刊モーニング/講談社)』、話もいいしキャラもいいし、絵も基本的にはいいんだけど、たまに明らかに西洋の顔になってる時があるんだよね。まあしょうがないのかもしれないけどね。平田弘史と比べちゃうのは酷なんだけど。
J a n u a r y 2000
_s U n_30
K塾の講師陣には中西圭三の実兄がいる、というのは知ってたんだけど、どうやら元オリジナル・ラヴのギターまでいることが判明。二人とも古文を担当。やっぱり怪しい人材を確保しておくのがK塾の方針のようだ。
_w E d_26
K塾に11時間半いた。全部講義。
_t U e_25
メモリたりねぇぇぇ。おせえぇぇ。 * 『SEXX LAWS(BECK)』で凝った頭をチルアウトする日々。
_s U n_9
左のCtrlキーが折れた。CapsLockもCtrlにして2個仕様に改造してても、やっぱ不便。
_s A t_8
去年のハナシをいくつか。 * 某友人が「夜のシャクティパット!」と言いつつおさわりを試行してみたら、ウケたそうだ。という報告を書き忘れていた。 * ザ・ブルーハーツの『情熱の薔薇』に、側頭葉をクリーンヒットされるような衝撃を受ける。はじめて聞いたわけでもないんだけどなあ。
_s A t_1
英単語を覚えていたら2000年だった。せっかく新ミレニアムなんで、というかなのに、というか、とにかくわざと均質に感じてみることにしたら、当たり前だがすごく日常になってしまったので、21世紀突入の時はもうちょっとそれっぽくしてそれっぽく思うことにしよう。